プロが解説|高級輸入車のリセールバリューとは?価値が落ちにくい車ランキング【2025年版】

車を購入するとき、ほとんどの方が「維持費」や「燃費」、「デザイン」には注目しますが、数年後の「再販価格」まで意識する方はまだ少数派です。しかし、高級輸入車や一部の人気車種においては「リセールバリューの高さ」が、車選びの大きな指標となっています。
「リセールバリュー(resale value)」とは、車を中古で再販する際の価格、または新車価格に対してどれだけの価値が残っているかを示す“資産価値”の指標です。
目次
リセールバリューとは何か?
車の価値は、購入した瞬間から下がっていく——そう考える方も多いかもしれません。ですが、すべての車が一様に価値を失うわけではありません。中には数年後でも高値で売却できる車種もあり、それらは「リセールバリューが高い車」として注目を集めています。
リセールバリューとは、車を売却する際にどれだけの価格がつくか、つまり“再販時の価値”を数値化したものです。単に車の価格の話ではなく、「損をしない買い方・資産性のある車選び」の指標として、近年ますます重視されるようになっています。
とくに高級輸入車においては、リセールバリューが“車選びの成否を左右する”ほどの大きな要素になることも。
ここからは、そのリセールバリューの意味と活用方法を、より詳しく見ていきましょう。
リセールバリューは「残価率」で数値化される
リセールバリューは、通常「残価率(ざんかりつ)」という形で数値化されます。これは、新車購入時の価格に対して、数年後に売却できる価格が何%残っているかを示す指標です。
例えば、新車価格800万円の車が3年後に640万円で売れた場合、残価率は80%。これは非常に高い水準であり、「資産価値が落ちにくい車」と判断されます。逆に、300万円の車が3年後に90万円になっていれば、残価率は30%であり、価値が下がりやすいとされます。
平均的なリセールバリューの目安(国産車・一般車の場合)
経過年数 | 残価率の目安 |
3年後 | 50〜60% |
5年後 | 30〜40% |
7年後 | 10〜20% |
10年後 | 5〜10% |
この数値を基準にすると、高級車・輸入車で70%以上の残価率を維持している車種は「異常値」とも言えるほど、価値が保たれていることがわかります。
高級車・輸入車における「価値の残り方」は別物
国産車では、車は消耗品という考えが根強くありますが、高級車や輸入車では「再販市場での価値」や「海外での需要」によって、資産としての側面が強くなります。
例えば、ポルシェ911やメルセデス・ベンツGクラスなどは、国内外にコアなファンを持ち、モデルによっては新車価格を上回るプレミア価格で取引されることも珍しくありません。
また、輸出向け需要(特に中東やアジア)も加味されるため、日本国内の相場にとらわれない価値形成がされているのも特徴です。
「買う前に売ることを考える」ことの重要性
リセールバリューを意識することは、単に「高く売る」ためではありません。
それはトータルコストで“損をしない”賢い車選びに繋がるからです。
たとえば、同じ価格帯の車でも、5年後に200万円で売れる車と50万円しか残らない車では、実質的な所有コストが大きく変わります。つまり、「高く売れる=結果的に安く乗れる」という逆説的な事実があるのです。
リセールバリューが高くなりやすい車の特徴
同じ価格帯の車を購入しても、数年後の売却時に数十万円〜100万円以上の差がつくことは珍しくありません。その違いを生むのが、「リセールバリューが高い車かどうか」というポイントです。
では、なぜある車は時間が経っても価値が落ちにくく、別の車は急激に価格が下がってしまうのでしょうか?
そこにはブランド力、仕様、ボディカラー、市場の需要といった複数の要因が複雑に絡み合っています。
ここでは、中古車市場に精通したプロの目線から、「価値が落ちにくい車」に共通する特徴をわかりやすくご紹介します。
購入時の参考にしていただくことで、“買って終わり”ではなく、“売るときも得する”車選びが可能になります。
なぜ、同じ車でも「高く売れる車」と「安くなる車」があるのか?
中古車市場では、年式や走行距離が近いにもかかわらず、査定価格に何十万円〜百万円以上の差が生じることがあります。
その理由は単純で、「市場での需要」と「再販価値の評価基準」が車種や仕様によって大きく異なるためです。
高リセール車の共通ポイントとは?
ブランド力のあるメーカー
リセールにおいて最も大きな要素の一つがブランドの信頼性です。
特に以下のようなブランドは、世界的に評価が高く中古市場でも価値が落ちにくい傾向があります。
輸入車:ポルシェ、メルセデス・ベンツ、フェラーリ、BMW(特にMシリーズ)
国産車:レクサス、トヨタ(特にランドクルーザー系)、スバルWRX
ブランド=資産価値の保証と見なされることも多く、将来的な手放しを前提とするなら、安定したブランド力は大きな武器になります。
限定モデル・希少グレード
生産台数が限られているモデル、あるいは終了したグレードは「希少性」という価値を持ちます。
たとえば、
ポルシェ911の限定モデル(GT3 RS など)
レクサス LFA(完売済/プレミア価値)
トヨタのGRMN(スポーツ仕様)
希少モデルはコレクター需要もあり、新車価格を超える“プレミアム中古車”として評価されることも。
人気カラーは「白・黒・シルバー」が三強
車の外装色も、査定価格に影響を与える重要な要素です。最も需要が高いのは以下の3色:
ホワイト(パール系含む)
ブラック(ソリッド・メタリック含む)
シルバー(またはガンメタ系)
これらは法人車両や海外輸出需要も強く、リセール時に不利になることが少ないため、万人受けするカラーを選ぶ=資産価値を守るという意識が重要です。
上位グレード・純正オプション装備の有無
同一車種でも、「上位グレード」や「純正オプション」が付いている車は、査定評価が高くなります。
サンルーフ/レザーシート
純正ナビ/高級オーディオ(Bose、Bang & Olufsenなど)
純正ホイール(アフターパーツは逆にマイナス査定も)
“純正志向”の強い輸入車市場では、オリジナルの装備状態が高く評価される傾向にあります。
海外需要のあるモデル(輸出向け)
日本国内では価値が落ちていても、海外では高く評価される車種もあります。
特に以下の特徴を持つ車は、海外向けバイヤーが積極的に買い付けを行っているため、相場が安定または上昇傾向にあります。
左ハンドル仕様(ドバイ・香港向け)
過走行でも評価される耐久系SUV(ランドクルーザー、パジェロなど)
ディーゼルエンジン搭載車(新興国・資源国で需要)
中古車のリセールバリューは日本国内だけでなく“グローバル視点”で評価される時代になっているのです。
2025年時点でリセールバリューが高い【輸入車ランキング】
高級輸入車のなかでも、特に3年〜5年後に価値が落ちにくい車種を厳選しました。日本国内だけでなく、海外輸出需要や資産価値としての側面を加味したランキングです。
順位 | 車種 | 新車価格目安 | 3年後の買取相場予測 | 想定残価率 |
1位 | ポルシェ 911 | 約1,600万〜 | 約1,200万円前後 | 約75% |
2位 | メルセデス Gクラス | 約1,400万〜 | 約1,000万円前後 | 約72% |
3位 | ランドローバー ディフェンダー | 約900万〜 | 約650万円前後 | 約72% |
4位 | アウディ RS Q8 | 約1,800万〜 | 約1,300万円前後 | 約72% |
5位 | フェラーリ ローマ | 約3,000万〜 | 約2,200万円前後 | 約73% |
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